日曜は雨の中 蓼科のバラクラの庭を訪ねました
バラが盛りの頃は 我が家でも庭仕事に忙しく
でかけることができません
あふれる白いツルバラと藤の実が大きなエントランスのアーチを飾って
次々と訪れる雨の中の訪問者を静かに迎えています
階段の大きなテラコッタ達も壁の石も ここへ私たちはイギリスからやってきたのよ
と語っています
高原は雨や霧が多いので 梅雨の時に訪れても いつ来ても
雨と曇り空はつきものです
もう 鮮やかで賑やかなバラたちは 静かに緑の葉を繁らせるばかりで
気をつけて見ないと そこにバラがあったことに気づきません
キンシバイが黄色の小さな花を付けて足元に咲いています
レンガの壁には原種の白い一重のバラやピンクのバラがあづき色の背景に
美しくもたれ掛かっています
パーゴラのバラのトンネルを抜けていくと スタッフらしい長身の英国人の方が
こんにちは~と 声を掛けてくれました
立ち止まって見上げると 広葉ドングリの葉影にやわらかなトゲトゲが10センチほど
覗いています その上の葉にも またまた上の上の葉にも
薄い白緑色の毛に覆われたその方々は
例1.見ないほうがいいですよ
例2.クスサンの幼虫(見てはいけません!)
例3.きゃあああ~~~
シラガダイジンとかシラガ太郎と呼ばれて 天蚕(テンサン)の糸を採るのでしょうか
(釣り用のテグスを採るそうです)
沢山いて 雫が小さく光って毛ごとに付いています
見慣れてくると 可愛げがあります 蛾の幼虫です
住宅地のマロニエの並木道には 黒い糞が落ちていたら 頭上注意です!
この方々が 落ちてきますから...
ここのお庭は 周囲を高い樹木に囲まれ
内部も白樺 ユリノキ エゴノキ クヌギ...などなど
落葉樹が多く 歩いていて見飽きません
雨と土の匂い
時々バラのむせ返る匂い...
錦鯉と花菖蒲 ガマなどが水音に揺れる池
そして パーゴラのテラスに戻って お茶をいただきました
画像は無いけれど 庭から振り返ってみた時
建物の中央2階まで伸び上がるピンクのバラが とても印象的でした
次回は 秋 晩秋の霜が覆いつくす頃
行きたいと思います...