8月6日 9日 どこまでも 青い空
松尾あつゆきさんをご存知ですか
8月9日 焼けた町を妻子を探して家にたどり着いたら夜更け
「こときれし子をそばに、木も家もなく明けてくる
わらうことをおぼえちぶさにいまわもほほえみ
すべなし地に置けば子にむらがる蝿
臨終木の枝を口にうまかとばいさとうきびばい」
翌日 道の脇に倒れる2児を抱えた重症の妻を見つけ
2児の最期を聞くと
木の棒切れもサトウキビうまかばいと言い亡くなっていったという
しかたなく地面におくと ハエがたかり
中学生の長男は壕の中母の脇で微笑みながら死に
その顔を照らす月の明かり
壕の外では 地に置かれた2児を月が照らす
「この世の一夜を母のそばに、月がさしている顔
外には二つ、壕の内にも月さしてくるなきがら
自ら木を組みて三児を焼く」
3人の子を木を組んで親自ら火葬にする
そして3人の骨を拾って
翌日妻は36歳でこの世を去り
再び妻を夏草の中に火葬にすれば 終戦の詔が流れる15日
「ほのお、兄をなかによりそうて火になる」
「なにもかもなくした手に四枚の爆死証明」
「夏草身をおこしては妻をやく火を継ぐ」
「降伏のみことのり、妻をやく火いまぞ熾りつ」
こんなに辛い夏
青草の中にどこまでも青い空
この空の向こうに 今も砲弾をあびて命をおおとす家族があります
↓ で 紹介しています 松尾あつゆき 「原爆句抄」
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/08/post_10ee.html
↓ 松尾あつゆき 「原爆句抄」
英訳もあわせ紹介されています
http://plaza.rakuten.co.jp/hudenotomo/6002
ラブリー・メイアン
マルメゾンの思い出
アイスバーグ
アジア風
片目だけ
あのう お昼ねですか?
ニュードーンが薄い花びらで光を通します
おやつは ミズヨウカン
諏訪の寒天2本に 北海道の大納言
残暑を涼しく お過ごしくださいませ~