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(略)
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
日が去り、月がゆき
過ぎた時も
昔の恋も 二度とまた帰って来ない
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
「ミラボー橋」 ギヨーム アポリネール
Le pont Mirabeau
Guillaume Apollinaire, 1880-1918
(堀口大学訳)
モンマルトル サクレクール寺院の階段下のメリーゴーラウンドです
ココ・シャネル ジャン・コクトー ピカソ サティの時代...
モンマルトル「洗濯船」に集う芸術家の中に詩人の
アポリネールと女流画家マリーローランサンがいました
恋が終わり 詩人はセーヌ川の流れを見つめながら
橋にたたずみ思い出にふけります
二度と帰らぬ二人の愛
彼はその後まもなくスペイン風邪で亡くなります
セーヌの川は昔も今も変わりません
セーヌ川クルーズで アルマ橋からオルセー美術館 ノトルダム寺院のあるシテ島を回って
アルマ橋に戻りさらに自由の女神からミラボー橋へと川を下りアルマ橋に戻りました
ミラボー橋は鋼鉄の現代の橋のように見えますが 海神の彫像がいくつか付いて
おしゃれな橋です
この本は 1983年長野県茅野市にオープンした
高野将弘氏の個人コレクションである
「マリーローランサン美術館」の協力の下
1989年に翻訳出版されています
同じく茅野市にある「バラクライングリッシュガーデン」や佐久市「メアリーローズ英国庭園」
そして軽井沢などを訪れる方は ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
蓼科 霧ケ峰 白樺湖 美ヶ原も是非!
ローランサンは こんな人 ↓
マリーローランサンは日本ではとても有名で教科書にも載っているほどですね!
黒柳さんの「徹子の部屋」にも長く飾られていました(今はどうかな?)
彼女がテープカットしたニュースを見てすぐ訪れたのです
(23年前の記憶 あやしい...)
絵を見て 興味をもたれた方は 是非 霧に包まれることの多い蓼科高原の四季と
マリーローランサンの美術館を 訪問してくださいね !
現実を忘れることが できるかもしれません...